
今回は電験三種をこれから受験する方に向けて、私の合格体験記を執筆します。
電験三種とは?
正式名称を「第三種電気主任技術者試験」といい、ビルや工場などの大型施設において、高圧電気の管理・保全をするための資格です。
第三種から第一種に分類されており、扱う対象となる電気工作物が違います。
第一種・・・すべての事業用電気工作物
第二種・・・電圧が17万ボルト未満の事業用電気工作物
第三種・・・電圧が5万ボルト未満の事業用電気工作物(出力5千キロワット以上の発電所を除く)
電験三種を取得するためには、試験に合格する必要があります。
・試験は毎年9月に1度、全国の試験会場で実施されます。
・試験形式は五肢択一でマークシート方式。
・受験資格は特に必要ありません。
・4科目あり、※科目合格制度がある。
※4科目のうちの1つの科目を合格した場合、合格した科目は2年間だけ合格扱いになる制度。
資格受験のきっかけ
私は工業高校電気科に在籍していたのですが、高校3年の春(2014年)に電気科の教師から電験三種の受験を進められました。
それまで電験三種について全く知りませんでしたが、合格すれば需要のある人材になれると考え受験しました。
受験勉強
私が勉強に使用したもの
参考書・・・電験三種完全攻略(不動弘幸著、オーム社)
4科目の内容が1冊にまとめられており、電気の知識がある方であればこれで十分かと思います。
過去問・・・電験三種過去問題集(電験問題研究会編、電気書院)
10年分載っており、解説が丁寧で非常に助かりました。
電験三種の特徴なのですが、過去問と同じ問題が出ないため、他の資格試験のように『過去問ができていれば合格できる』ということが無いです。
なので、電験三種の知識を理解し、応用させる必要があります。
そのために、参考書・過去問集をよく読み、理解できるよう努力しました。
特に過去問集は、解説から応用の仕方を学べるので、すごく良い勉強になりました。
合格まで
私は合格までに3回受験しました。
結果は以下の通りです。
1回目(2014年)・・・理論のみ受験し、理論不合格。
2回目(2016年)・・・理論のみ受験し、理論合格。
3回目(2017年)・・・電力・機械・法規を受験し、3科目合格。
高校3年生の時に理論のみ受験しましたが、不合格でした。
1年空け、電気科で3年学んだことを無駄にしたく無いと思い、社会人2年目に再度理論のみ受験し、合格しました。
それでやる気が出て、翌年残りの3科目受験し無事に電験三種合格となりました。
一発合格を狙うと4科目同時に勉強しないといけないので、相当要領の良い人じゃないと苦しいと思います。
科目合格制度を上手く使って合格を目指して欲しいと思います。

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