電験2種をこれから受験する方に向けて、私の合格体験記を執筆します。
資格受験のきっかけ
電験3種を2011年に取得し、次のステップとして電験2種を受験しようと思いました。(2013年にはエネルギー管理士(電気)にも合格)
当時電力会社に勤めていた私は、電力会社の中でも電験2種以上を持っているのはごくわずかと知り、「電験2種取ったら、相当評価が上がるのではないか?」と思い、次のステップとして電験2種を受験しようと思いました。
この頃ぼんやりと「30歳までに電験1種に合格したい」と思っていました。
この時はこの戦いがこんなに長引くとは思っていませんでした・・・
受験勉強【1年目(2012年)】
地元の大型書店へ行き、1次試験の分野毎のテキストを4冊購入しました。
なんとなく、「分野毎のテキストの方が、解説が詳しく載っているから良い」という理由で購入しました。
結果論ですが、分野毎のテキストを買った意味はほぼありませんでした。
結局過去問が記載されているページのみを周回していたため、解説を読むことはほとんどありませんでした。
また、先輩から「電験2種は1年目に全科目取ると二次試験までの準備が不十分になる」とアドバイスをもらい、エネルギー管理士との兼ね合いもあったため、1年目は「理論と電力」に狙いを定めて勉強していました。
この頃には、仕事も慣れてきて自分の学習時間を確保することも出来てきました。
朝起きて30分、昼休憩30分、夜2時間とかだったと思います。
受験1年目の結果
結果、合格したのは「理論」のみでした。
この頃は「まぁ、次の年は朝早くないからいいや。」とか呑気なことを思っていました。
受験勉強【2年目(2013年)】
エネルギー管理士が残り1科目だったので、電験2種一次試験にしっかり時間をかけました。
この年は10年分の過去問集を購入して、周回する作戦に切り替えました。
電験2種1次試験の「電力・機械・法規」はほとんど計算問題が出ないため、隙間時間で問題集片手に勉強していました。
また、2次試験に向けて過去問の出題傾向を分析したりもしていました。
受験2年目の結果
結果は「電力・機械」に合格でした。
法規が残ったため、「来年は法規と二次試験に十分時間をかけられる」とか呑気なことを思っていました。(2回目)
また、尊敬する先輩が電験2種に合格し、その時使った問題集を譲ってくれたため、「来年絶対合格してやる!」と意気込んでました。
受験勉強【3年目(2014年)】
そろそろ電験2種合格したいと思い、残った「法規・二次試験」に向けて勉強を始めました。
ここでの失敗は3つあります
- 全ての二次試験の問題を解けるようになろうとした。
- 二次対策のテキストを何冊も購入して、満足してしまった。
- 一次試験前日からキャンプに行ってしまい、帰りの道中に試験を受けに行った。
受験3年目の結果
当然の結果ですが、一次試験すら突破できず「理論」が復活してしまいました。
自業自得とはいえ、かなり落ち込みました。
受験勉強【4年目(2015年)】
一次試験の「理論・法規」という最も時間的に非効率な教科が残ってしまいました。
理論は比較的得意だったので良いのですが、法規だけで見ると3年連続不合格です。
法規は法律の改正や範囲も広く、個人的に最も苦手な科目です。
なので法規対策に15年分の法規を10周はしたと思います。
また、本格的に二次試験対策を始めました。
電力管理は水力・送電・変電・配電の計算を中心に、機械制御は変圧器・誘導機・自動制御を中心に勉強しました。
火力・原子力・同期機・パワエレはざっと目をとおす程度でした。
受験4年目の結果
この年初めて一次試験を突破しました。
しかし、二次試験は全く解くことができず、1年間かけて2次試験対策をすることになりました。
受験勉強【5年目(2016年)】
二次試験対策のため過去問を分析し、頻出問題を周回する作戦をとりました。
電験2種は計算問題が比較的多く出題される傾向にあるため、過去10年分の計算問題は最低5周はしました。
今年二次試験に合格しなければ、また一次試験からなのでものすごくプレッシャーがかかっていました。
平日は朝1時間、昼に30分、夜2時間は勉強していました。
休日はこの倍くらいはしていました。
また、プライベートでは結婚1年目でもあり、妻がサポートもしてくれたので勉強に集中できました。
受験5年目の結果
これだけ勉強したにも関わらず、二次試験は不合格になってしまいました。
また、一次試験から受験することとなり、かなりショックでした。
受験勉強【6年目(2017年)】
もう電験2種を受けるのを辞めようかと思いましたが、今までの苦労を考えると「合格しないといけない!」と強く思いました。
一次試験は過去門10年分を10周、追加で電験一種一次試験も10年分を10周はしました。
二次試験も過去門15年分を20周、電験一種も10年分を5周程度はしました。
勉強の甲斐もあって、一次試験は無事に突破。
二次試験前は一週間は休暇をとって最後のスパートをかけました。
受験6年目の結果
結果、見事に合格を勝ち取りました!
6年もかかってしまいましたが、会社の上司にも褒められ、取って良かったと心から思いました。
得意な問題が出るまで受け続けることが大切ですね。
【かぶ1064】電験合格体験記~電験1種編~ へ続く・・・

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