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一線地絡電流の計算式について

電験三種

接地工事(A〜D種)で説明したB種接地工事は、変圧器の低圧側中性点の接地で低圧側の接地でした。
工事に必要な接地抵抗値を求めるためには、変圧器の1線地絡電流を実測もしくは計算のどちらかで求めることが必要です。
本項では、1線地絡電流を求める計算式を取り上げます。

計算式は電路によって異なっており、次の3種類です。

  • 中性点非接地式電路
  • 中性点接地式電路
  • 中性点リアクトル接地式電路

この3種の電路での1線地絡電流の求め方は、「電気設備の技術基準の解釈」の第十七条第二項第二号で下記の図のように定められています。

I1:1線地絡電流(単位:A)
V ‘:電路の公称電圧を1.1で除した電圧(単位:kV)
L :同一母線に接続される高圧電路(電線にケーブルを使用するものを除く)の電線延長(単位:km)
L ‘:同一母線に接続される高圧電路(電線にケーブルを使用するものに限る)の線路延長(単位:km)
V :電路の公称電圧(単位:kV)
R :中性点に使用する抵抗器又はリアクトルの電気抵抗値(中性点の接地工事の接地抵抗値を含む)(単位:Ω)
X :中性点に使用するリアクトルの誘導リアクタンスの値(単位:Ω)

上記図のどの計算結果においても、小数点以下を切り上げ結果が2A未満の場合は2Aとするように定められています。

特別高圧側の電路の1線地絡電流は基本的には実測値のみです。ただし、測定が困難な場合に限っては、線路定数等により計算した値を使用することができます。

B種接地工事は4種類ある接地工事の中でも特殊です。
本項で説明した式は複雑ですが、試験の設問ではほとんどの場合は式が与えられた上での計算になります。ですから、重要なのは電路と式の関係は覚えておくことです。
あとは過去の問題集で計算を間違わずに行えるように繰り返し練習しておきましょう。

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