
電磁力は電気設備におけるトランスに深く関係する部分です。
ですからこの基本的な原理はしっかり覚えましょう。
電磁力とは、磁界中に導体を置いて電流を流したときに導体が磁界から受ける力です。
この説明だとピンとこない方も、フレミングの左手の法則と聞くとイメージができるのではないでしょうか。
フレミングの左手の法則は、電磁力・磁界・電流の関係を左手の親指・人差し指・中指をそれぞれが直角に関係させて表したものです。下記の図をご覧ください。
この法則は、それぞれの要素が働くときの力の向きを表すものです。
力の働き方とともに重要なのが、力の大きさです。
電磁力の大きさは、導体の長さと向き(電流の向き)と電束密度の角度で求めます。
○磁界と導体が直角の場合は下記のようになります。
電磁力 F(N)=電束密度 B(N)×電流 I(A)×導体の長さl(m)
○磁界と導体の向きに斜めに角度がある場合は下記のように求めます。
電磁力 F(N)=電束密度 B(N)×電流 I(A)×導体の長さl(m)sinθ
θ:導体が磁界の向きに対して斜めになった角度
電磁力は、トランスに使われるコイルと電流の関係を理解する上でとても重要です。
試験対策としてはもちろん、トランスに関わる実務に付く場合も必要な理論なのでここでしっかり覚えておきましょう。

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