揚水式発電

揚水式発電

出典(電気事業連合会):https://www.fepc.or.jp/enterprise/hatsuden/water/yousuishiki/index.html

電力の分野では、水力発電の中でも「揚水式発電」という項目があります。

一般的な水力発電とは少し目的が違います。

揚水式発電は、軽負荷時に揚水し、重負荷時に発電するという特徴があります。

皆さんが日常的に使用している電気は、昼間に大きく消費し、夜間はあまり消費しない傾向にあります。
火力発電で発電量の調整は可能ですが、過剰な電力調整は難しいでしょう。

そこで、揚水式発電という方式を用いて、電力消費量の平滑化を図っているのです。

■発電時の水の流れ(昼間)
上部調整池→水圧管→水圧で電動機を回転させて発電→電力を送電→水は下部調整池へ貯水

■揚水時の水の流れ(夜間)
下部調整池→電力を受電→受電した電力で電動機を回転させて揚水→水圧管→水は上部調整池へ貯水

出典(電気事業連合会):https://www.fepc.or.jp/enterprise/hatsuden/water/yousuishiki/index.html

これを行うことで、火力発電量の調整幅を縮小することができます。

更に、発電量の向上には下記の4点が挙げられます。
・サージタンクの設置
・有効落差
・発電機の効率化
・水車の効率化

電験3種を攻略するためには、揚水式発電の根本的な特徴を理解する必要があります。
揚水式発電は様々な計算式が用いられますが、まずは上記のように「概要・仕組み」
を理解しておくと計算式の理解が早まるでしょう。



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