三相交流とは

私たちが通常使用する電気は単相交流ですが、発電所などで作られ送電されるのは三相交流です。
本項では三相交流について取り上げます。

三相交流とは何でしょうか。
簡単に言うと、単相交流を3つ重ね合わせたものです。
その3つの交流は、1/3(2/3π)ずつ位相がズレていて、起電力と周波数が等しくなっています。

ではどのように発生させるのでしょうか。下記の図をご覧ください。

図のように配置することで、1/3(2/3π)ずつ位相がズレたき電力が発生し、配線は電源毎に2本ずつ配線が必要となるので三相だと6本必要です。
しかし、下記の図にあるような結線により、帰線を含めて4本で済みます。

しかし、下記の周波数のグラフからわかるように、三相の瞬時値は0(ゼロ)になります。

瞬時値が常に0なので帰線が不要となり、三相交流の配線は3線で済みます。
現場でよく聞く三相三線式です。

三相交流にはどんなメリットがあるでしょうか。
高圧で送電でき経済的であるということ、変圧器での変圧が比較的簡単に行えることが挙げられるでしょう。
それで、工場や事業所等比較的大きな電力を必要とする場所で使われています。
一般的に「動力」と言われるのが、三相交流の契約です。

三相交流は電験三種の勉強でも実務でも必須の項目で不可欠な分野です。
しっかり勉強して理解するようにしましょう。


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