
ショーウィンドウ内工事とは、お店などでよく見かけるショーウィンドウやショーケースの中に、電線や照明器具を設置・施工する工事です。
解説の後に練習問題と解き方を掲載していますので、しっかり勉強していきましょう。
ショーウインドウ内工事を行う場所
ショーウインドウまたはショーケース内の低圧屋内配線を施設する場合は、外部から見やすい箇所に限り、コードまたはキャブタイヤケーブルを造営材に接触して施設することができます。乾燥した場所に施設し、内部を乾燥した状態で使用しなければなりません。
配線の使用電圧は300〔V〕以下となります。
ショーウィンドウ内工事に使用できる電線
電線は0.75〔mm²〕以上のコードまたはキャブタイヤケーブルを使用します。
ショーウィンドウ内工事の施工方法
ここでは、ショーウィンドウ内工事で行われる造営材への取り付け、電線の支持点間距離、電線の接続方法など、詳しい施工ルールについて見ていきましょう
造営材への取り付け
造営材には、電線の被覆を損傷しないように適当な留め具で取り付けます。
また、ランプなど照明器具は、電線で支持してはいけません。
電線の支持点間距離
電線の支持点間距離は1〔m〕以下になるように施設します。
電線の接続方法
低圧屋内配線との接続は、差込み接続器を使用します。
試験に出題される問題を解いてみよう
【例題】100〔V〕の低圧屋内配線に、ビニル平形コード(断面積0.75〔mm²〕)を絶縁性のある造営材に適当な留め具で取り付けて施設することができる場所は次のうちどれか。
イ、 乾燥した場所に施設し、かつ内部を乾燥状態で使用するショーウィンドウ内の外部から見えやすい箇所
ロ、 木造住宅の人の触れるおそれのない点検できる押し入れの壁面
ハ、 木造住宅の人の触れるおそれのない点検できる天井裏
ニ、 乾燥状態で使用する台所の床下収納庫
【解説】
「特殊な配線等の施設」より、乾燥した場所に施設し、内部を乾燥状態で使用するショーウィンドウまたはショウケース内の使用電圧が300〔V〕以下の低圧屋内配線は、外部から見えやすい箇所に限り、コードまたはキャブタイヤケーブルを造営材に接触して施設することができるとされています。
まとめ:ショーウィンドウ内は乾燥した状態であること
今回はショーウィンドウ内工事について解説しました。ショーウィンドウ内に電線を配線したり照明器具を設置する場合は、内部が乾燥していることが要件で、使用電圧は300V以下となります。
また、電線の支持は適当な留め具で取り付けることとなっており、照明器具を電線で支持してはいけません。
繰り返し解説を読み、施工のきまりを覚えましょう。
エレペディアはみんなのデンキ相談所の参加メンバーで作成しています。みんなのデンキ相談所オンラインサロンでは、電気工事士や電気主任技術者の資格合格を目指す人が集まっています。電気工事士の勉強に関する質問を受け付けていますので是非皆さんご参加ください。下の公式LINEから参加申請できます☆

電材館 第二種電気工事士 技能試験セット 「 電線2回分 」 「 ホーザン 工具 」 「 動画解説・テキスト付き 」 2023年
参加者500人以上
電験三種や電気工事士など
資格合格を目指す人が集まる
無料のオンラインサロン
【みんなのデンキ塾】
コメント